2014年7月24日木曜日

超ご無沙汰しています。

いやぁ、1年以上放置していました。すみませんm(_ _)m

おかげさまで、GX-ZERO-1は、現在も出荷しています。


  ま・・・まだ在庫はあるという事で、微妙なんですが・・・  ^^;







ということで、現在は無人航空機の世界に足を突っ込んでいます。

と言っても、まだラジコンの域を出ていませんが、結構奥が深いです。


GX-ZERO-1を開発した時と同じ評価ボードで飛行機の制御BOXを作っちゃいました。(笑)

今やっているのは、特殊な機体で「テイルシッター」と言います。
そのまんまですが、写真のような状態で、そのまま離陸して水平飛行して、この状態で着陸する飛行機です。

それを、オートパイロット機能で飛ばしてしまおう! という開発です。


放射線と関係ないですが、将来的には測定器も搭載して、定期的にデータや画像が取れると良いな~ などと考えています。


2013年3月23日土曜日

マルチセンサーBOX完成!?


マルチセンサーBOXの試作が出来上がりました。




温度、湿度、照度、加速度、外部入力2点、XBee、超音波通信搭載で単4電池2本で駆動します。

筐体は、GX-ZERO-1より2まわりくらい小さいです。と言っても、電池の部分が大きく、中の基板は小さく、部品はパツパツです。


一人暮らしのお年寄りが増える中、こういうものを使って、「見守る」という事も必要な時代かと思います。

照度センサだけでも使えますね。

夜中に電気が付きっぱなしだから、ちょっとおかしい とか。

  あぁ、ただの夜なべかも知れませんが・・・w

温度センサは、夏の熱中症とかの予防になるかもしれません。

外部入力には、「握りボタン」を装着すると、遠隔ナースコールとして使えます。


さてさて、下の写真は・・・?



LND社のマイカ窓GM管(LND-7313)が入っているカンです。w


  無駄に大きいです。

GM巻は、縦に入っていて、このカンは必要なのか、他のGM管との共用なのかわかりません。

今回、アメリカから輸入したので、初めてこのカンの実物を見ました。
(今までは、このカンは付いてきませんでした)


という事で、まだまだGM菅方式のガイガーは現役バリバリで出荷中です!

円安で、GM菅が高価になってきたのが頭痛の原因ですが。w

2013年3月12日火曜日

開発の経緯を再認識する日

早くも2年ですね。

相変わらず、被災された方々に対して、何と言ってよいのかわからない自分にイラっとします。


放射線測定器を作ろうと思ってからも、2年近くが経過したわけですが、まだまだ勉強になる事でいっぱいです。

世の中に出してからは、1年くらい経過したわけですが、これといったクレームは無いのですが、お客様からの声が無いと、「使ってないんじゃないか?」と疑心暗鬼になってしまいます。


あと、世の中が震災の事を思い出したように、「忘れちゃいけねぇ」的な状態になると、逆に「急に言い出すなよ!」と違う事をしたくなる自分の性格の悪さに、


   「オレ、ダメだな」

とか思ったりもします。


原発事故後の状態も、以前よりメディアが取り上げてくれるのはありがたいですが、めっきり「先生方」の登場は減りましたね。

今日は、昼頃に武田先生は拝見しましたけど。


チャッピー検出器のサポートで、すっかり開発が遅れていますが、何せ自力開発ですので、日々の仕事が優先してしまい、応援していただいてる方々の期待に答えられなくて申し訳ないです。

放射線測定器の開発は、完全に赤字です。(苦笑)

お金儲けだけなら、事故直後に海外から調達して「売り逃げ」するのがベストなんでしょうが・・・


「自分にも何か出来るんじゃないか・・・」から初めてますので、じっくり構えて取り組みます。


毎年、3月は各企業の期末でして、我々のようなシステム屋は、納期でお尻に火が付きます。

ここで頑張らないと、4月からの予算使用の仲間に入れてもらえないもので・・・^^;


という事で、開発の経緯を再認識して、粘り強く開発して行く事にします。


  で、どうなったん?



もうちょっと待ってください。m(_ _)m


2013年3月1日金曜日

マルチセンサーBOX!?

ぼちぼち更新しないと、いかんです。


という事で、マルチセンサーBOXなるものを製作しています。

写真は、ブレッドボードでのソフトの調整中のものです。

基板は、もう直ぐ出来上がってくるので、来たら即行で動かさねばなりません。


今回の目玉は、超音波通信と加速度センサーですね。(自分の中では・・・です)

湿度センサーは、初めて使ったんですが、ビックリするほど反応します。

通常時(部屋の中)が25%くらいの時、指を近付けるだけで、60%くらいまで上昇します。

息を吹きかけても反応するので、「フーフースイッチ」としても使えるんじゃないかと思えるくらいです。

今回のテーマは、色々なセンサーを動作させて、省電力で、ZigBeeセンサーネットワークを構築する です。

「見える化」の部分は、知り合いの会社が担当するジョイントプロジェクトで、東北方面の大学の協力の下、プロジェクトスタートしました。


という事で、単4電池2本で動作します。(USB給電もOKですが)
     ↑
  相変わらず、文脈がおかしい



しかし、当然のことながら、電池2本では3Vを直ぐに下回ってしまうわけで・・・マイコンが動きません。

取り合えず、昇圧回路を入れて、電圧を監視しながら省電力します。


超音波通信は、電波に比べて指向性がありますが、5mくらい飛びます。

人体に影響もないし、電波法も関係ないし、価格は安いし、有線のわずらわしさも無いです。

写真のように、マイコンから直接TTLレベルでの通信で実装できますから、是非お試しあれ。


はっ!放射線測定器からまたズレてる!


と思うなかれ、色々と動かしてみると、新しいアイデアが生まれてくるものです。

随分回り道していますが、その分良いものが出来ると信じてます。

2013年2月5日火曜日

放射線よりPM2.5 !?

まぁ、色々な方々が、色々なアイデアをぶつけてくるわけでありまして・・・

中国で問題になっている「PM2.5」のポータブル検出器が作れないだろうか?


放射線の測定器だけでも頭が痛いところに、今、急遽「センサーネットワーク用センサBOX」を製作しているわけで、また「PM2.5」とは・・・


はい。調べました。

その中で、興味深いものは「β線吸収率による計測」です。

フィルターに、軟β線を照射(?)して、放射線測定器でそいつを計測する という原理なんですが・・・


  ん? こりゃ行けるか!?


その前に、「吸引」「分別」という難関があるのでした。w

商売としては、超面白いですね。


    「ポータブル大気汚染計」


しかし、「目が痛い」「喉がイガイガする」とかの自覚症状がありますから、単純に「高性能マスク」をしてた方が安全です。

たぶん、計測装置は小学校とか、公共施設とかに設置して、そのデータをリアルタイムに個人に届ける方法が一番かな? と思いますね。


という事で、今後の「見える化」に期待です。

          ↑
 
  これは、今年のイチオシになるプロジェクトです!


って、またGXと関係ない話しじゃん・・・  悩んでます。


  次回、  「どうなる? 放射能への関心」

2013年1月29日火曜日

ファーム更新しました。

久しぶりにファームを更新しました。

お客様より指摘があり、バグ修正です。

 ・グラフ表示画面で 「msv」と表示されていたので、「usv」に変更

です。桁が足りなかったので、マイクロシーベルトをmsvとしてしまってました。

これじゃぁ、ミリシーベルトですね。すみません。



ん?

そーなんです。インフルエンザにかかっていました。不覚です・・・

この歳で40度の熱は流石にキツかったです。

熱は下がっても会社には行けないので、自宅で仕事しながら、シンチ+PDにシールテープを巻いてました。w



3ccともなると、1個でシールテープは3m以上巻きます。
地味な作業ですが、どのメーカーもここは人がやらないとダメみたいです。

まだ本調子ではないので、今日はここまで。


   って月末なので、片付けないといけない案件があるんですが・・・(涙)

2013年1月21日月曜日

iMetry Appの有償版

iMetry Appの有償版が出たみたいです。

価格は、850円でした。 以前書いた価格はガセでしたね。^^;

もうちょっと様子見にします。w


自分で書いたら、こんな金額じゃすまないですが、機能追加できることを考えれば、自分でソフトを書くべきですね。

移動平均のロジックと、振動対策のソフトは入っているのか微妙です。
(Liteでは、振動させると、線量率がグイッと上がりました)

もし購入された方が居たら、情報ください。

2013年1月19日土曜日

マイカ窓のGM管が・・・

マイカ窓のGM管が、突然国内から消えました。(涙)

いつも購入しているところに電話したら・・・

  「売れないので、海外に激安で売っちゃいました。すみません。」

先に声を掛けて欲しかった・・・ううっ。

Inspectorで使われている「LND-7317」はまだ在庫がある模様ですが、7313は輸入せねばなりません。

ここにきて「円安」だし。泣きっ面に蜂です。

ここのところ、シンチの開発に追われていますが、GM管での計測も優位ですから、両方持つのが理想だと思っています。

という事で、マイカ窓GM管の在庫切れで、入荷に1ケ月くらい掛かりそうです。
SBM-20の在庫はあるので、内蔵タイプはオッケーですが。

逆にシンチは手に入り易くなったんですよねぇ。皮肉なもんです。

まぁ、1cm角のシンチでも、SBM-20の10倍くらいの感度があるので、γ線だけで良い人はシンチのタイプでも良いかも知れません。

 ただ、振動に弱いので、静かにして計測する必要があります。

このあたり、GM管は安心なんですよね。

海外のメーカー製では、シンチとGM管を両方搭載したものもありますが、結構お高いのと、両方の特性を理解していないと混乱しそうです。

現状のGXの回路に、シンチの回路が簡単に追加できれば「両刀使い」も行けるんですが、ノイズの問題がクリアできるか、まだ試してません。

「両刀使い」が実現できたとして・・・どういう数値を表現するか・・・頭痛いっすね。


今は「マイクロシーベルト」って、どうなのよっ!? となっています。

外部被ばくを表現してる数値ですが、どのエネルギーを基準にしているんですかね?

仮にセシウム(Cs-137)を基準とするならば、662KeV基準。K40は1460KeVですから、K40が多ければ単純に考えて、K40の方がより危険という事になりませんか・・・

シンチを使ってスペクトルを見てると分かるんですが、見るエネルギーの範囲を狭くすると、カウント数は減ります。

CPS(1秒あたりのカウント数)という値を使うんですが、これを基準に「マイクロシーベルト」に換算すると、見てるエネルギーの範囲で、ころころ値が変わってしまうわけです。


今更、基本となる「グレイ(Gy)」で表現してもピンと来ないでしょうし。

シンチを使うメリットは、放射線のエネルギーがわかる という事ですから、

  ・Cs-134、Cs-137が検出されました。
  ・放射性ヨウ素が検出されました。(これは原発事故直後しか出ませんが)

を表現することが大事なんじゃないか? という頭になっています。

そういう意味で、次回のシンチを搭載したバージョンは、「セシウム判別」に特化した機能が搭載されることでしょう。(今後の事故に備えて、ヨウ素も・・・)

         ↑

   まるで、人ごとのように書いてますね。w


あと、まったく別の話しですが、「Bluetooth LE」という新しい規格に興味があるんです。
最近、スマホに搭載されているんですが、省電力で近距離通信なBluetoorhです。

こんな事ばっかり考えてるから、完成しないんですけど・・・すんません。


2013年1月18日金曜日

iMetryとチャッピー検出器

明けましておめでとうございます。

って、舐めとるんかいっ!

      (ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵

というくらいご無沙汰してしまい、大変申し訳ありません。

書き込みたい事は、山ほどあるんですが・・・・大人の事情とばかりは言ってられませんので、小出しに再開することにしました。


FUIJapanさんからチャッピー検出器 が去年の11月末に発売(発表?)されました。

その後に、ソフトバンクから「iMetry」が発表されました。

コンセプトは両方似ていますが、背景がまったく違います。
と言ってもソフトバンクの商品の背景は、今ひとつ理解できません。

チャッピー検出器は、相馬に在住のチャッピーさん(チャッピーはチャッピーさんが飼ってらっしゃる愛犬の名前)が地元の放射線に対する意識を高めることと、勉強を兼ねた開発品です。

   と私は理解しています。


なんと・・・チャッピー検出器の3ccのシンチを組み立てたのは・・・私です。(笑)

という事で、ここ1ケ月くらい、この検出器と戦っていました。

おかげで色々な著名な方々とお話しする機会がありまして、意外とこの業界は「狭い」ことに気が付きました。

ソフトウェアMCAのベクモニの作者さんや、放射線測定器のレビューを丁寧に解説されているMikageさんや、その他公表できない、放射線の専門家の皆様・・・

  この場をお借りして、御礼申し上げます。m(_ _)m


肝心のiMetryは手元にありません。(買うつもりも無いですが・・・w)

しかーし、iPadでアプリは動作するので、チャッピー検出器も動作するはず!


出ました。Cs-137の線源を計測したスペクトルが。


ついでに、線量率も簡易校正して出してみました。

無料のAppなので、15分しか計測できません。セコイです。w
有料版はこのあたりが無制限になって、3,800円くらいだそうです。

まぁ、このソフトは「お手軽に放射線のエネルギー分布」を理解するという程度ですが、スペクトルを見たことが無い人は、お手軽なので良いのかも知れません。

因みに、検出器部分を静かにしておかないと、急に線量率が上がったりしますので、要注意です。

しかし、iPadのマイク端子を利用して、アナログ解析するんですが、マイクの感度変更ができないので、入力レベルをかなり落す必要があります。

具体的な数値は、また追って書くつもりですが、チャッピー検出器は内部にゲイン調整用のボリュームがあるので、便利でした。

さて、iMetryを買うか、チャッピー検出器を買うか・・・と悩んでいる人がいたら参考にしてください。

 ● 検出感度 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (シンチが3ccと2ccの違い)

 ● 分解能 ●

  チャッピー検出器では7.5%程度を実測済み。
  iMetryは不明。

 ● ベクモニとの相性 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (iMetryの出力電圧がかなり低いと想像)

 ● サポート体制 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (iMetryは中華製  でしょう)

 ● 外観デザイン ●

  iMetry > チャッピー検出器   (まぁお好みです)


 ● 梱包 ●

  iMetry > チャッピー検出器   (まぁ当たり前です)



正直、放射線測定のマーケットがまったく見えない状況ですが、このくらいのスペックで空間線量の核種を判別するところから、再度出直すのが良いのかな? とか思っています。

2ccの自作回路とプローブで計測した福島の土壌のスペクトルを載せておきます。
(思ったより、分解能は良いと思います)





Cs-134の半減期は2年で、もう直ぐ2年経ちますが、パッと見る限りあんまり変わっていません。
これだけでも分かれば、色々な対策の役にたつんじゃないかと・・・

では、今年もよろしくお願いします。

2012年11月12日月曜日

波高をデジタル化!?

いやぁ、ご無沙汰して申し訳ありません。

色々と大人の事情がありまして・・・(笑)


謎の青く光るLED付きアルミ筐体と、開発用のマイコンボード+ブレッドボード・・・

アナログで出てくる放射線のパルスをデジタル変換中です。


100μSくらいの、ヘロヘロパルス(苦笑)を生成して、3μSくらいでサンプリングしています。

3万円で購入したデジタルオシロは大活躍中ですね。

しかし、3μSはかなり高速で、ソフトを入れ込むのに苦戦しています。

裏では、USB通信やら、表示器への表示なんぞもやっているので、ちょっとタイミングを変えるだけで、グダグダっとなります。


さて、肝心の性能ですが・・・まだ書けません。w

   申し訳ありません。m(_ _)m

もう2インチのシンチでも搭載したくなってきました。今は試験なので、1cmですけど・・・

でも高価なんですよねぇ・・・


やっぱり、放射線絡みはトレードオフな部分が必ず出てきます。

でも、安価で手軽に多くの人に測ってもらいたいし。


という事で、開発はジワジワとやってます!

ソフトMCAを使うなら、ある程度出来てますので、キット&評価したい方は連絡ください。
台数が集まれば、サクっと基板作ります。

       ↑
 前から言ってるのに、誰からも連絡なし!

GX-ZERO-1のバージョンアップは止まってますけど、出荷するたびに「GM管の安心感」に浸れます。


  「フォトダイオードと秋の空」 って感じでしょうか。


意味不明。